運営者(Dr. のび)について
はじめまして
Dr. のび と申します。
日米豪で仕事をしてきた小児科医です。
なかでも小児救急(Pediatric Emergency Medicine)を専門にしています。
本当の意味での小児救急は、残念ながらまだ十分日本では認識されていません。
多くの小児救急は小児科の先生が担っておられ、小児内科が主な対象になっています。しかし、私が取り組む小児救急は、頭をぶつけた、顔が切れた、腕が折れた、やけどをしたといった外傷にも対応します。子どもに関わるすべての医学的問題に初期対応し、緊急度と重症度を判断し、問題を解決する分野です。
この小児救急医療を高いレベルで実践し、普及させることが私のしていることです。
また、もうひとつは公衆衛生(国際保健)の仕事です。
どうしても医療レベルが発展途上にある国々では、日本では少なくなってきているような事故で子どもが命を落としたり、医療者が小児救急医療に対する知識を十分に持っていないために適切な医療を提供することができなかったりします。
このような状況を少しでも改善できるように、そのような思いで仕事に取り組んでいます。
興味のあること
医師としては、日本やアジア諸国での小児救急医療の普及(診療、教育、研究活動)が、自分のキャリアのなかですべきことだと考えています。
また子どもの事故予防活動は、まだ勉強中ではありますが継続していきたいです。子どもたちにとって安全な社会づくりにつながります。
さらに子どもの幸せ=家族の幸せ=地域社会の幸せの実現が、医療者の幸せとつながるコミュニティづくりにも、ライフステージのどこかの段階で挑戦したいと考えています。
日本だけでなく、アジア、そして世界の子どもたちが安心して安全な社会に住むことができること、そんな未来を夢みています。
略歴と経験
以下、略歴及び簡単な経験です。
・日本の医学部を卒業後、アメリカとオーストラリアで小児科、小児救急科を7年半研修
・日米の医療施設で人材育成に関与(カリキュラム開発、人事評価基準の開発など)
・在米中に米国の社会人大学院に進学し、公衆衛生学修士(MPH)を取得
・国際保健及び公衆衛生の分野では、小児救急医療の普及のために途上国の若手医師への教育活動、途上国における医療人材育成制度の構築支援、また子どもの事故予防活動などに取り組んでいます。
・診療業務の傍ら、約15年間で以下の業務に従事
*医学書の和訳:監訳・分担を含めて30冊以上
*医学雑誌・書籍への記事執筆:編集業務を含め70記事以上
*学術雑誌の編集委員(日英)
*学術論文の査読(日英)
*国内の診療ガイドラインの作成委員担当
*医療系大学院非常勤講師
*業務マニュアルの作成
*医療関係、キャリア形成などをテーマに講義・講演100回以上
【資格】
・日米小児科専門医、小児科指導医、米国小児救急専門医
・公衆衛生学修士(MPH)